プロジェクト開始

2024年7月
真鶴407プロジェクトが始まりました。
築65年の古民家が、これから、どう成長していくか、
乞うご期待!

建物内見・構想

いたるところに歴史を感じるたたずまい。


建物内見・妄想

良いところはそのままに・・・、


建物内見・葛藤

直すべきところは大胆に・・・、
構想、そして、妄想が渦巻きます。 


建物調査・目視

2024年7月
床下や小屋裏など、目視できるところは、可能な限り確認。
これまでの増改築の歴史や、建物の健康状態が分かります。


建物調査・サーモグラフィー

目視出来ない個所も、サーモグラフィーを活用すると断熱性能を把握できます。
さすが築65年、天井・壁とも、断熱材「無し」です。


建物調査・レーザー水準器

レーザーを使い、建物の傾きチェック。


このぐらいの築年数になると、
多かれ少なかれ、傾きがある。
はたして、それが許容範囲なのか否か・・・、


理想と懐具合との葛藤が始まります。 


リノベーション開始

2024年8月
調査・構想の目途が立ち、いよいよ工事開始。
まずは、計画に合わせて解体工事、
真夏の灼熱下、エアコンの無い室内はサウナ状態でした。
職人さん、ありがとうございます! 


歴史を感じる小屋梁が出現

小屋裏を覗いた祭、少し垣間見れた小屋梁、
天井・壁の断熱材を充填した後、天井を戻す事も考えていました。しかし、綺麗な梁だったので、これを見せる計画に変更。


開けてみないと分らない事

図面が残っていなく、増改築を重ねた建物、
その場合、開けてみないと分らない事だらけ。
ここは、天井が先か、靴箱が先か、を悩んだ場所、
結果、靴箱が先で、天井にはしっかり穴が・・・、
どうやって塞ぐか・・・、悩みは尽きません。

欄間、どうする?

2024年8月
何を残して、何を解体するか・・・。
壊し過ぎないように、
完成をイメージしながら、頭はフル回転。


床を直す

1階の解体工事と並行し、2階の床組を行う。
天井の断熱工事を行う際の、大切な足元でもあります。
建物の傾きを吸収すると主に、新たな床への第一歩です。

塗装色の検討

内装と並行し、外部の塗装色を検討。
日塗工の色見本を当てながら、全体像をイメージ。
後から変更し難い場所なので、とても緊張しますね。

床の下地もできました

2024年9月
2階に新しい床を貼る為の下地もできました。
まずは、床を安定させ、高所作業に移ります。

断熱材が入り始める

床に続き、屋根の断熱材を貼り始めました。
屋根勾配に合わせ、梁を見せるように、丁寧に貼っていきます。
高所、かつ、梁を避けながらの、とても手間のかかる作業、
やはり、職人さん達には、頭が下がります。

こんな事もあります。。。

良く、リフォーム番組で見かける状況?
元々、浴室だった場所の土台が、
シロアリのサラダバーになっていました(汗)
水廻りだった場所によくある光景、でも、この程度は想定内です!

断熱工事が終わりました

屋根・壁全体に断熱材が入り、何となく涼しい気持ちに。
この後、石こうボードを張ったら、私のDIYが始まります。
コストを抑える為に、ボードのパテを省いて塗装予定、
果たして、どの程度ラフな仕上がりになるのでしょうか。

2階の石こうボード貼り終了

2024年9月
コストを抑える為に、ボードのパテを省いて塗装予定でしたが、
綺麗に仕上げたくなり、でも、この高さで作業するのは怖く、
結局、プロに依頼する事にしました、DIYはその後スタートです。

天井のデザイン

断熱材+石こうボードを貼ったため、元々の屋根下地が隠れてしまい、デザイン的に残念!との声もありましたが、
ここは、快適にお休み頂けるように、居住性を優先しました。

外壁の塗装

徐々に、地道に進んでおります。
まだ、下塗りやさび止めの段階ですが、築65年の汚れを落とし、色を重ねる度、徐々に若返ってくる感じが心地よいです

外壁の塗装終了

2024年10月

外壁の塗装が終わり、足場が外れました。
シックな色でリフレッシュし、
なんだか、建物も誇らしげ?

途方に暮れる

工事に関わりたかった好奇心、
そして、予算上の都合により、
天井の塗装は、DIYで頑張る事にした私。
でも、あらためて見上げると、高くて広い、怖い。
出来るかなぁ(汗)

壁の解体を経験

リフォーム番組でよく見る光景。
砂壁の一部を、自分で壊してみました!
たったこれだけを壊すのにも、頭から砂だらけだし(涙)
慣れない作業に四苦八苦、やはり、職人さんは凄い!

垂れ壁を撤去

私でも頭が当たりそうで、にじり口の様に入っていたトイレ、
安全になったのは勿論ですが、広々スッキリしました。

天井の塗装終了

2024年10月
ようやく、途方に暮れていた天井塗装を終えました。
予想通り、1度塗りでは色むらが目立ち、頑張って2度塗り💦
ずっと腕を挙げての作業だったので、腕がパンパンです。

壁塗り体験会を開催

珪藻土塗り体験会は、皆さまに人気のイベント♪
知人の練習にもなるし、当方も工事が進み、
一石二鳥の取組みですね。

ディテールにこだわる?(ビフォー)

天井が塗り終わると、新しい白木の部材が、妙に気になり出し、
いきなり塗装を始める。

ディテールにこだわる?(アフター)

分かりますか?
天井との間の白木材を、古木風に塗装。
ワザとムラを出した仕上にしてみました。
(下手じゃなくて、「わざと」ですよ!)

ほぼ2階の内装が終わりました

2024年11月
天井に続き、床材が貼り終わり、
残っていた壁の珪藻土塗りも終了。
ようやく全体像がみえてきました!

ミニキッチンの設置

せっせと塗った水廻りに、キッチンセットが設置され、
グッと現実味が出てきました。
左側の棚は、元のオーナーが残した飾り棚、
ここで、食器棚として再活用させて頂きます。

洗面台の設置

洗面台は、以前、ゲストハウス「城堀の家」で使用していたものを再利用。
間取り上、奥行に限りがあったのですが、奇跡的にフィット。

トイレの設置

以前のトイレは、和式で怖い感じだったので、
新しく、洋式・ウォシュレット付に交換。
爽やかにリフレッシュしました♪

愛犬によるチェック

愛犬による仕上がりチェック。
床の歩き易さや、危険な場所は無いか?
低い目線で、厳しいチェックを行いました(笑)

アウトセット(引戸)をDIY

2024年12月
重たい金物を、頑張って一人で設置し、
ドアは、この家で使われていた引戸を再利用。

玄関ホールの照明

どうしようか悩んだ末に、
和室の天井で使われていた桟をモール上に設置し、
その周囲にテープライトを貼りました。
間接光の柔らかい光が目に優しいです。

フローリング(縁甲板)を再利用

元々、廊下の床材で使用されていたフローリング、
壁の幅に合わせてカットし、アクセントウォールとして再利用。

ORIBAの藍染暖簾

隣の建物(工房)で創っている藍染の暖簾。
半日ぐらいで藍染体験もできるので、宿泊時にもお勧めです♪
※事前予約が必要です。

バルコニーに人工芝

ゲストハウス「城堀の家」でも取り入れた手法。
色褪せたバルコニー床に、ただ載せるだけ、
それだけで、見違えるほどリフレッシュします。

間仕切りを照明に変更(ビフォー)

寝室と納戸の間は、引戸を設置する予定でしたが、
間接照明に変更することに・・・、
古い障子を再利用して創り始めましたが、それからが大変💦
悩みながら、頑張ってDIYしました。

間仕切り照明(アフター)

なんとなく、ソファーも並べてみました。
このソファーは、
一人掛けで、リクライニング機能もあり・・・、

ソファー

フラットにすれば、エキストラベッドにも変身します。

欄間を創作

元々、下がり壁だった部分に、欄間を創作。
この欄間、障子の和紙を剥がし、横にしてビス留めしただけ。
かなりラフな取付ですが、良い雰囲気になった!と自己満足。

ベッドのセットアップ

2024年12月
ベッドが到着し、宿泊できる様にセッティング。

ブラインドのセッティング

ベッドやブラインド等を設置すると、ガラッと雰囲気が変わり、
ガランとした「箱」から「部屋」に変貌。

オリジナルの絵

湯河原の「和酒・あさり」さんで、偶然隣に座った、
東京藝術大学卒で小田原在住のアーティストに、
真鶴、そして、ゲストハウスの歴史、雰囲気をふまえてオリジナルの作品を依頼。

オリジナルの絵(創作風景)

現場の調度に合わせて、色を補正したり、
床下から出てきた一升瓶に籐を編んだり、
一升瓶用の照明位置にこだわり、何度もやり直したり、
アーティストのこだわりを垣間見ました。

オリジナルの絵(キャプション)

折角、オリジナルで描いていただいたので、
作者のキャプションを追加。
床の間が引き締まり、美術館に見えてきました!

遊び心

この一升瓶たち、
建物のリノベーション中に、床下から出てきた方々です。
手作り感があり、今の一升瓶では見かけない、独特の揺らぎが綺麗だったので、照明(灯篭)として再生しました。

灯篭

ゲストハウス「城堀の家」で使用していた龍の灯篭、
この度、「真鶴の家」にお引越し。
あらたな場所で、しっかりゲストハウスを見守って頂きます。

ベビー&ドッグゲート

天井を支えていた木材を再利用し、
ベビー&ドッグゲートをDIYしました。
簡易的ですが、うっかり転落の防止にご活用頂けます。